関西のインバウンド消費(2017年10-12月期、2017年暦年)~2017年の関西のインバウンド消費額は1兆円を突破~

2018/01/23 塚田 裕昭
調査レポート
国内マクロ経済

○2017年10-12月期に関西を訪問した外国人数は前年比+20.3%の304万人、関西での消費額(インバウンド消費額)は同+25.4%の3,024億円、訪日外国人一人あたり消費額(消費単価)は同+4.3%の9.9万円となったと推計される。

○また、2017年に関西を訪問した外国人数は前年比+17.8%の1,207万人、関西での消費額(インバウンド消費額)は同+26.8%の1兆1,584億円、訪日外国人一人あたり消費額は同+7.6%の9.6万円と推計される。

○日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数・出国日本人数」、観光庁「訪日外国人消費動向調査」によると、17年10-12月期の日本全国の訪日外国人数は前年比+23.6%の749万人、インバウンド消費額は同+27.8%の1兆1,400億円、一人あたり消費額は同+3.4%の15.2万円であった。

○また、2017年の日本全国の訪日外国人数は前年比+19.3%の2,869万人、インバウンド消費額は同+17.8%の4兆4,161億円、訪日外国人一人あたり消費額は同-1.3%の15.4万円であった。

○2017年の関西のインバウンド消費額は1兆円を突破し、訪日外国人数では1,000万人を大きく上回った。府県別に見ると大阪府が特に好調であり、訪日外国人数では大阪府単独で1,000万人を超え、インバウンド消費額の伸びも高い伸びを続けている。関西のインバウンド消費は引き続き活況を呈しており、関西経済持ち直しへの寄与が高まっている。

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