メルケル政権退陣のシナリオが浮上~早ければ12月の党大会後に新政権が発足する可能性

2018/10/30 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済

○地方選での相次ぐ敗北を受けて、ドイツのメルケル首相は与党党首を辞任する。21年の任期満了まで首相職にとどまる意向であるが、早ければ12月にも新政権が発足する可能性が出てきた。

○ドイツでは多党化が進むとともに、急進的な主張を行うAfDと緑の党の躍進が目覚ましい。ドイツにおける多党化の流れにはさらに拍車がかかるだろう。

○ドイツが政策停滞に陥れば、現在低位で安定しているドイツ国債の利回りが上昇し、欧州全体の金融不安に転じる恐れがある。ECBの政策正常化のスケジュールにも影響を与えるだろう。

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