○英国のメイ首相は12月11日に予定されていた欧州連合(EU)からの離脱協定案と将来関係の政治合意の受入の是非を問う下院採決を延期した。
○英議会は12月21日から冬期休暇に入り1月7日に再開されるため、採決は最短でも1月中旬。ただ上下両院で法制化のプロセスを経る必要があり、3月29日の離脱期限まで時間は非常に限られる。
○ノーディールと国民投票の再実施を回避したい力学が働く中で、離脱の期日は19年夏まで延長され、年明け以降、英議会が離脱協定案を受け入れる展開をメインシナリオと予想。
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