中部のインバウンド消費(2018年10-12月期、2018年暦年) ~訪日外客数、消費額ともに前年割れ~

2019/04/26 塚田 裕昭
調査レポート
国内マクロ経済

○日本政府観光局(JNTO)「訪日外客数・出国日本人数」、観光庁「訪日外国人消費動向調査(2018年確報)」をもとに、地域別訪日外国人数、インバウンド消費額を推計した。

○2018年10-12月期に中部5県を訪れた外国人数は前年比-3.5%の91万人と推計され、4四半期連続で前年割れとなった。

○同期の中部でのインバウンド消費額は前年比-20.0%の543億円と推計される(前年比については、統計の取り方の変更により単純な比較はできない)。

○同期の中部での一人当たり消費額(消費単価)は、6.0万円と推計される。

○2018年に中部5県を訪れた外国人数は前年比-4.7%の374万人と推計され、弊社が地域別訪日客数(前年比)の推計を始めた2013年以来初の前年割れとなった。

○同年の中部でのインバウンド消費額は前年比-8.0%の2,203億円と推計される(前年比については、統計の取り方の変更により単純な比較はできない)。

○同年の中部での一人当たり消費額(消費単価)は、5.9万円と推計される。

 

※(7月29日訂正)レポート中に以下の通り誤りがありました。訂正してお詫び申し上げます。
3ページ 図表4 「昇龍道9県」のインバウンド消費額
■2018年/10-12月期の実数
正 702
誤 184

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