○ECBは6月6日の理事会で現状の政策金利の水準を少なくとも2020年前半まで据え置くと決定し、3月の理事会に続いて利上げ時期を先送りした。
○利上げ後に着手するとしていたECBのバランスシート縮小も、米中通商摩擦の激化で世界景気が減速していることや米国の金融政策の路線が転換したことで事実上不可能になった。
○肥大化したバランスシートが金融政策の新常態となりつつある中で、11月にタカ派の新総裁が誕生してもECBは緩和的な政策運営を余儀なくされる見通し。
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