〇英国と欧州連合（EU）は10月17日、英国のEU離脱に関する条件の修正で合意した。ただ19日の英下 院の動議により、新協定案の採決が先送りされることになった。
〇最も有力な展開は、11月にも総選挙を実施して新協定案の是非を問うシナリオ。保守党が勝利してジョ ンソン首相が続投すれば、英国は新協定に基づきEUを円滑に離脱することになる。
〇離脱交渉の延期にも限界がある中で、出口の見えないトンネルにようやく光が差すのか、英国のEU離 脱問題はいよいよ正念場を迎えることになる。