○ロシアのプーチン大統領は1月15日の年次教書演説で経済の立て直しを実現すると宣言、翌16日に就任したミシュスチン新首相は景気の浮揚を最重要課題に掲げ、国家事業計画を推進する方針を示した。
○プーチン大統領には、実務家出身のミシュスチン首相の下で景気低迷を可能な限り早く脱し、2021年9月までに実施される総選挙で勝利してスムーズな権力移行を図りたいという思惑があると推察される。
○原油価格の動向や家計の債務問題など、ロシア経済を取り巻く環境は内外共に依然厳しく、ミシュスチン首相には非常に困難なかじ取りが求められることになる。
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