○トルコリラの対ドルレートの年初来下落率は2割近くに達し、8月5日の相場では節目となる1ドル7リラ台を突破、対ユーロでも史上最安値を更新した。
○為替介入など当局による通貨政策が息切れしつつあることに加えて、コロナ禍で財政と金融の接近が進んだことが、リラ安が加速した背景にあると考えられる。
○2018年8月のリラ暴落から2年の節目を迎えるなか、8月20日の金融政策委員会(MPC)で中銀が利上げを断行できるかどうかが、リラ相場の動向を大きく左右しよう。
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