○新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて各国の2020年4~6月期の実質GDPは腰折れしたが、欧州では英国の内容が特に酷いものとなった。
○7月末の新通商協定の合意を目指し、6月末から欧州連合(EU)との間で毎週行われた対面形式での集中協議も実を結ぶことはなく、英国とEUの双方の認識のズレの大きさが改めて明らかになった。
○英国が移行期間の年内打ち切りという選択をとれる可能性は低下しており、現行の内容を多少チューニングし、さらに新たな名称を与えるなどして、移行期間の実質的な延期を図る展開が視野に入る。
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