○英国とEUの通商協議は10月15日のEU首脳会議までにまとまらなかった。しかし「ノーディール」を回避すべく、双方は11月中旬まで通商協議を延長すると予想される。
○現状で考えられる最も有力なシナリオは、移行期間の実質的な延期、領域を限定した部分的なFTAの合意を包括したような経過措置を採ることで、双方が合意する展開。
○EUに対するブラフ外交戦術は賞味期限が切れており、国内での新型コロナ対応も失敗しているため、ジョンソン首相は持ち味である強気のスタンスを維持しきれなくなっている。
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