○トルコ中銀は10月22日の金融政策委員会で、利上げとの大方の見方に反して政策金利を据え置いた。決定の発表直後に強いリラ安圧力が生じたが、中銀は為替介入を強化して対抗した模様である。
○恒常的な為替介入の結果、トルコの外貨準備は目減りが顕著である。現状では落ち着いている金融市場が春先のように再び動揺してトルコから短期資金が流出すれば、リラは暴落を免れない。
○資本規制を導入すれば対外資金を調達できなくなるため、トルコ経済の成長力は一段と弱くなる。インフレ率以上に政策金利を引き上げない限り、リラ安のトレンドに歯止めはかからないだろう。
テーマ・タグから見つける
テーマ・タグから見つける
テーマを選択いただくと、該当するタグが表示され、レポート・コラムを絞り込むことができます。
テーマ
テーマ