6%成長が視野入るも浮揚感を欠くトルコ経済~通貨安で高成長の実感を伴わない状況が続く~

2021/06/02 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済
  • トルコの2021年1~3月期の実質GDPは前年比+7.0%と前期(同+5.9%)から伸び率を高めた。今後も成長率はIMFが見通した通年6%成長も十分視野に入るテンポで推移しよう。
  • 他方で、トルコの通貨リラの相場は下落に歯止めがかからない。5月28日の相場では一時1ドル8.62リラまで相場が下落、過去最安値を更新した。
  • リラ高誘導を図ることに合理性があることは明らかだが、そうした政策を中銀が容易に取ることができない点に、トルコが抱える構造的な難しさがある。

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