ロシアの景気は徐々にスローダウン~原油価格上昇は追い風も利上げで内需が鈍化へ

2021/11/18 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済
  • 新型コロナの感染状況が深刻なロシアだが、景気は堅調である。最新年7~9月期の実質GDP(国内総生産)の前年比成長率は+4.3%と力強い回復となった。
  • ロシアの景気は10~12月期以降、スローダウンするだろう。諸外国と同様に、ロシアでも繰越需要の一服に伴い内需が鈍化する。加えて、中銀がインフレ対策として利上げを進めたことも、内需を下押しする。
  • ロシアはこれから厳しい冬季を迎える。新型コロナの感染増は免れないと考えられる一方、それが軽微であれば行動制限などの感染抑制措置が限定的で済むため、景気への下押し圧力も弱くなる。

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