本格的な外貨預金の引き出し制限に着手したロシア~為替の公定レートと市中レートの乖離が進む可能性

2022/03/11 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済
  • 銀行の外貨での資金繰りが厳しくなっていることを受けて、ロシア中央銀行は本格的な外貨預金の引き出し制限に乗り出した。
  • 今般の中銀の措置を受けてロシアの人々は銀行の外で外貨を購入すると予想され、それがさらに公定レートと市中レートの乖離を生むだろう。
  • インフレ加速を受けてロシア当局は様々な財やサービスの価格の統制に乗り出すかもしれないが、かえって公定価格以外の取引を拡大させて経済と社会を不安定化させてしまう恐れが大きい。

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