- 暗号資産の時価総額は2020年以降急騰している。特に、ビットコイン以外の暗号資産の伸びが大きく、特に、ドル連動のステーブルコインの躍進が目立つ。
- しかし、2022年に入り、米FRBの利上げにより、米ドル(付利あり)が暗号資産(付利なし)より選好され、暗号資産の価格は急落している。
- 近年急拡大してきたステーブルコインであるが、2022年5月に入り、アルゴリズムを利用した無担保型のステーブルコインの価格が急落し回復していない。アルゴリズムを使ったステーブルコインの仕組みが疑問視され、投資家からの信頼感を欠いている状況である。
- マイニング事業の環境は厳しい。取引額の伸び悩み、ビットコインのマイニング報酬が2020年に改定され半減したことも影響している。マイニング業者の多かった中国が暗号資産取引やマイニングを禁止したため、業者はカザフスタンやロシア等へシフトしている。
- 暗号資産について、先進各国で規制できても、脆弱な対応の国で規制するのは難しい。規制や経済制裁逃れのため、暗号資産が、脆弱な国やダークウェブで使われる懸念はある。
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