• ECBは6月9日に政策理事会を開催、政策金利を既往の水準に据え置いた一方、APPを7月1日で打ち切るとともに、7月21日に開催される次回の理事会で0.25%の利上げを実施すると決定した。
• またECBは9月に0.25%超の利上げを行う可能性に言及しているが、その大きな理由は、家計のインフレ期待を和らげないと高インフレが定着しかねないことへの危機感があると考えられる。
• ユーロ圏ではすでにドイツと重債務国の間で金利差が拡大しているが、今後ECBが実際に利上げを進めていく過程で金利差が一段と拡大すると予想される。

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