EUからの輸入が激減するロシア~ロシアはモノ不足が常態化している公算

2022/07/12 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済
  • 貿易相手国の統計から推察すると、ウクライナ侵攻以降のロシアの輸出は、EU向けがそれほど減少しておらず、さらに新興国向けが急増していることから、堅調に推移したとみられる。
  • 同様にロシアの輸入は、EUからの分が激減しており、また新興国からの輸入も増えていないため、全体として減少していると判断される。
  • 堅調な輸出と減少した輸入を受けて、ロシアの貿易収支は黒字幅が急速に拡大したと考えられる。そしてこのことが、通貨ルーブルの「V字回復」につながった大きな要因であるとみられる。

続きは全文紹介をご覧ください。

テーマ・タグから見つける

テーマを選択いただくと、該当するタグが表示され、レポート・コラムを絞り込むことができます。