- インフレ加速が止まらない欧州では、同時にインフレ格差が拡大している。特にバルト三国(エストニア、ラトビア、リトアニア)の消費者物価は20%台であり、インフレが極めて深刻である。
- 変動が激しい項目を除いたコア指数ベースの消費者物価の前年比上昇率は、エネルギー価格の上昇が極めて深刻なバルト三国のみならず、小国の伸びがユーロ圏全体を上回っている。
- 中銀による金融引き締めの限界が意識される中で、特にインフレが激しい小国においては、モノやサービスの広範にわたる価格統制が採用されてしかるべきなのかもしれない。
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