- ECBは5月4日に定例の政策理事会を開催し、3種類ある政策金利を0.25%ポイントずつ引き上げた。そして7月以降、APPを通じて購入してきた金融資産への再投資を停止すると発表した。
- ECBは物価と同時に金融システムの安定にも配慮せざるを得なくなっている。したがって、次回6月15日に予定されている政策理事会で、追加利上げは打ち止めになる公算が大きい。
- 量的引き締めの強化を受けた長期金利の上昇は、資産市場の調整圧力になる。特に住宅価格の下落が進めば、家計に強い逆資産効果が生じ、個人消費にさらなる重荷が伸し掛かると警戒される。
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