• 5月28日に行われたトルコ大統領選の決選投票では、現職のエルドアン大統領の得票率が52%に達し、共和人民党のクルチダルオール党首を破り勝利した。
• トルコは巨額の貿易赤字を計上し続けており、経常収支も赤字が定着して久しい。そのため、エルドアン大統領が低金利政策を志向する限り、通貨リラは下落基調で推移せざるを得ない。
• トルコ政府や中銀は資本規制の強化や為替介入でリラ相場を支えると考えられるが、相応の利上げがない限り、リラ相場が上昇する展望は描けない。

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