- ドイツ連邦統計局は1月15日、2023年のGDP統計の速報値を発表した。その結果、ドイツと日本の経済規模(米ドル建て名目GDP)が2023年に逆転したことが、ほぼ確実な情勢となった。
- とはいえ、これはドイツ経済が好調なためではなく、ドイツの高インフレと円安ユーロ高によるものである。事実、実質的な経済力を示す購買力平価で測ったGDPでは、引き続き日本が上位である。
- 現実のところ、ドイツ経済を取り巻く環境は厳しい。2年連続のマイナス成長になるかはさておき、2024年もドイツ経済の不調が続くことに変わりはない。
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