英総選挙が左右する高インフレの行方~労働党政権が誕生した場合はスタグフレーションが悪化する恐れ

2024/01/23 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済
金融
  • 英国では任期満了に伴う総選挙が来年1月28日までに行われる予定だが、それが今年後半にも前倒しで行われるという観測が高まっている。
  • 現時点で有権者は保守党政権に対して厳しい評価を下している。そのため、次期総選挙の結果は、2010年5月以来14年ぶりに労働党政権が成立する展開がメインシナリオになる。
  • 中道左派の労働党は「大きな政府」志向が強いため、粘着性を強めているインフレをさらに粘着的にさせ、スタグフレーションを悪化させると懸念される。

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