- トルコ中央銀行による金融引き締め策をリードしてきたエルカン氏が、2024年2月2日付で総裁職を辞任した。在職期間はわずか約8ヶ月であった。後任は前副総裁のカラハン氏である。
- カラハン新総裁が、現在の方針通り、インフレ期待が和らぐまで高金利を維持できるなら、トルコ中銀に対する投資家の信用は回復し、リラ相場が下げ止まるか、あるいは上昇に転じる道も開けてくるだろう。
- 逆に、インフレ期待が和らいでいない段階で利下げに転じたとすれば、投資家の失望を誘い、リラ相場は一段の下落を余儀なくされる。今後のカラハン新総裁の政策運営が注目される。
テーマ・タグから見つける
テーマ・タグから見つける
テーマを選択いただくと、該当するタグが表示され、レポート・コラムを絞り込むことができます。
テーマ
テーマ