- ECBは6月6日に定例の政策理事会を開催し、インフレの沈静化を理由に、3種類ある政策金利をそれぞれ0.25%ずつ引き下げると決定した。ECBの利下げは2019年9月以来、4年9カ月ぶりである。
- ユーロ圏の賃金上昇圧力はコロナショック前と比べて頑強性を高めており、インフレも過去に比べて粘着的と判断されるため、利下げが市場の想定より遅れる可能性に配慮する必要がある。
- 年後半にかけては、ECBの追加利下げがFRBの利下げより先行し、欧米間の金利差が拡大すると見込まれることから、ユーロ安が進むだろう。とはいえ貿易黒字の拡大から、ユーロ安は限定的と予想される。
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