- 欧州連合(EU)では、閣僚理事会とともに立法機能を担う欧州議会の総選挙が6月6日から9日にかけて実施された。その結果、中道右派の政治会派「欧州人民党グループ」(EPP)が第1勢力の座を維持した。
- 一方で、有権者の環境対策への関心が弱まった結果、左派会派の議席が減少した。こうした民意の変化を受けて、欧州議会及び次期欧州委員会執行部のグリーン化戦略には一定の修正が入ると予想される。
- 今回の欧州議会選の結果は、ドイツとフランスというEUの二大国の国政にも強い影響を与えると考えられる。特にフランスでは、解散総選挙の結果、政権が「コアビタシオン」となる可能性が浮上している。
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