- フランスの政局混迷が嫌気され、金融市場が動揺を見せている。6月と7月の総選挙でマクロン大統領が率いる与党の敗北が意識されたことで、フランスは事実上の「トリプル安」に見舞われた。
- 総選挙後の政権は「コアビタシオン」になると予想される。 右派の国民連合(RN)から新首相が選出された場合、労働市場改革や年金改革などマクロン大統領が肝いりで進めてきた自由化改革は後退するだろう。
- 一方で、ようやく首相を排出するだろうRNが、自らの手でフランスを混乱に招くことなど想定しにくい。そのため、新首相の下でフランスのEU離脱を問う国民投票が行われる可能性は極めて低いと考えられる。
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