英国は政権交代へ~懸念されるスタグフレーションの長期化

2024/07/05 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済
金融
  • 英国では、7月4日に下院(庶民院、定数650議席)総選挙が行われた。最終の出口調査に基づけば、労働党の議席数は改選前の205から410前後に増加し、過半数を超えて第一党となる見通しである。
  • 今後、労働党が英国の政権運営を担うことになるが、基本的には財政拡張を志向する労働党の下だと、スタグフレーションが長期化する恐れがある。
  • トラス前首相の二の舞とならないためにも、労働党政権は発足してしばらくは堅実な財政運営に努めるだろう。とはいえ、市場の反応を見極めつつ、新政権が財政拡張を志向することになる可能性には留意したい。

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