- 7月以降、トルコリラ相場に再び下落圧力がかかるようになっている。日銀の利上げや米景気不安などを受けて投資家のリスクセンチメントが悪化したことが、リラ相場の最大の下落圧力になったと考えられる。
- 懸念されることは、景気悪化を憂慮したエルドアン大統領が、政府と中銀に対して引き締めから緩和へと、ハト派路線への転換を要請することである。
- 景気への配慮をし過ぎると、高度に「ドル化」した経済を「リラ化」した成果が失われ、ドル化が再び進んでしまう懸念もある。政府と中銀が引き締め策を維持できるかどうか、トルコ経済は正念場を迎えている。
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