- ロシア中銀は9月13日の金融政策決定会合で、主要政策金利(キーレート)を1%ポイント引き上げ、年19%とした。堅調な個人消費や設備投資を受けて、インフレが依然として強いことがその理由である。
- ロシア中銀は一段の利上げの可能性を示唆しているが、戦争に伴い生じている需給バランスのズレを金融引き締めだけで整えることは不可能である。
- 政府や中銀が引き締め策に努めたところで、米国による「二次制裁」に伴う輸入の停滞という供給制約は解消されない。ロシアの高インフレは構造的であり、容易に改善しないと予想される。
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