- 11月6日、ドイツのショルツ首相がリントナー財務相を解任した。2025年度の予算案を巡る対立が直接的な原因である。ショルツ首相は社会民主党と同盟90/緑の党からなる少数与党政権を率いることになる。
- ショルツ首相は年明け1月に議会で自身の信任投票を実施する考えを示したが、不信任となれば、大統領による解散を経て、総選挙が前倒しで実施されるという観測がにわかに高まっている。
- 総選挙が前倒しで実施された場合、連立政権の組み合わせ次第ではあるものの、2025年予算の早期成立が見込まれる。そうなれば、ドイツの財政運営の正常化への道が開けてくる。
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