急速に支持を失う英労働党新政権~インフレ再燃で次期総選挙後に下野も~

2024/11/15 土田 陽介
調査レポート
海外マクロ経済
金融
  • 7月の総選挙で歴史的な勝利を収め、14年ぶりに返り咲いた労働党政権に対する有権者の評価が急速に悪化している。スターマー首相就任後に行われた全国101カ所での地方補欠選では、労働党が惨敗した。
  • 英国の任期満了に伴う次期総選挙は2029年8月までに行われるため、まだ先は長い。議会で安定過半数を維持しているため、労働党政権は自らの経済運営観に基づく政策を実現することができる。
  • 需要の刺激や環境対策を重視する左派政策の推進のみならず、供給サイドにも配慮した経済運営を実施できるかどうかが、次期総選挙後も労働党が政権を継続できるかのカギとなろう。

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