- ルーマニアで右派回帰が鮮明となっている。12月1日に行われた上下両院選では、右派三党の下院での獲得議席が合計で115に達し、下院議席総数331の35%を占めるに至った。
- 不振が続くEU経済であるが、ルーマニアは高成長が期待できる数少ない国の一つである。とりわけEU復興基金に基づくインフラ開発が、経済成長のドライバーとして期待される。
- 仮に反EUの新大統領が誕生しても、政策運営がEU基本権憲章に反すると認定されれば復興基金からの資金配分が停止される可能性が出てくるため、ルーマニアの外交姿勢が大転換する事態は考えにくい。
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