11月14日に内閣府から公表される2019年7~9月期の実質GDP成長率は、前期比+0.1%(年率換算+0.4%)と4四半期連続でプラス成長を維持したと予想される。もっとも、消費増税前の駆け込み需要があったことを考慮すると、伸びは弱い。
内訳をみると、個人消費は、増税直前にかけて駆け込み需要が強まったものの、夏場の天候不順の影響や、改元による押し上げ効果の剥落に加え、需要平準化のための政策の導入もあって、前期比+0.3%の伸びにとどまった。一方、駆け込み需要への対応で在庫が減少する中で、人手不足を背景に企業の設備投資意欲が衰えていないこと、公共投資の増加が続き、内需の前期比寄与度は+0.3%とプラスを維持した。
外需は、輸出の勢いが弱い一方で、駆け込み需要対応もあって輸入の増加が続いたため、外需寄与度は-0.2%と2四半期連続でマイナスとなった。
名目GDPも前期比+0.2%(年率換算+0.9%)とプラス成長を維持するものの伸びは小幅である。GDPデフレーターは前年比+0.5%と3四半期連続でプラスとなったと予想される。・・・(続きは全文紹介をご覧ください。)
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