2月15日に内閣府から公表される2020年10~12月期の実質GDP成長率は、前期比+2.2%(年率換算+9.2%)と7~9月期に続き高い伸びとなる見込みである。予測通りの結果となれば、コロナ禍の落ち込み(2020年1~3月期および4~6月期)の約8割を取り戻す計算となる。外需が好調で輸出が順調に増加したこと、政策効果もあって個人消費を中心として11月までは内需の持ち直しが続いていたことが成長率の押し上げに寄与した。しかし、感染拡大の第3波によって12月以降の経済活動が抑制されていることに加え、年明け後は一部地域での緊急事態宣言の再発出により需要がさらに冷え込んでいることから、景気の先行き不透明感は依然として払拭されていない。
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