6月8日に内閣府から公表される2021年1~3月期の実質GDP成長率(2次速報値)は、前期比-1.3%と1次速報値と同じ伸び率になる見込みである(年率換算では-5.1%から-5.0%に若干の上方修正)。
個別の需要項目では、本日発表された1~3月期の法人企業統計の結果を反映させても、設備投資の前期比伸び率は-1.4%のまま修正されない見込みである(年率換算では-5.5%から-5.6%に下方修正)。また、個人消費、住宅投資、政府消費の伸び率および在庫投資と外需の前期比寄与度は据え置きとなろう。一方、公共投資は若干上方修正されるとみられる。いずれの項目も、据え置きもしくは小幅の修正であり、景気に対する評価に変化はない見込みである。
名目GDP成長率、GDPデフレーターも、同様に据え置きとなろう。
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