2021年10~12月期のGDP(2次速報)予測~小幅に上方修正される見込みだが、依然としてコロナ前には届かず~

2022/03/02
GDP統計
GDP
国内マクロ経済

3月9日に内閣府から公表される2021年10~12月期の実質GDP成長率(2次速報値)は、前期比+1.4%(前期比年率換算+5.8%)と1次速報値の同+1.3%(同+5.4%)から上方に修正されようが、依然としてコロナ前の水準(2019年10~12月期)には届かない見込みである。

個別の需要項目では、個人消費に大きな修正はないが、本日発表された10~12月期の法人企業統計の結果などを反映させたことで、設備投資、在庫投資ともに上方修正される見込みである。また、公共投資は若干下方修正されるとみられる。一方、住宅投資、政府消費の伸び率および外需の前期比寄与度は据え置きとなろう。

名目GDP成長率も小幅に上方修正されるが、GDPデフレーターに変化はない見込みである。

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