8月15日に内閣府から公表される2022年4~6月期の実質GDP成長率は、前期比+0.8%(年率換算+3.4%)とプラス成長に転じたと予想される。オミクロン株の感染が収束したことで対面型サービスを中心に個人消費が順調に増加したことが全体を押し上げた。また、公共投資が前期比プラスに転じたことや、輸入の落ち込みによって外需寄与度がプラスとなったことも影響した。
物価上昇分も含んだ名目GDP成長率も前期比+0.6%(年率換算+2.4%)とプラスとなった。一方、GDPデフレーターは前年比-1.0%(季節調整済前期比では-0.2%)と、国際商品市況の上昇や円安などを受けた輸入物価の上昇が国内物価に浸透しつつあるものの、依然として十分ではなく、引き続きマイナスでの推移が予想される。
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