12月8日に発表された2020年7~9月期の実質GDP成長率(2次速報)は前期比+5.3%(年率換算+22.9%)と、1次速報の同+5.0%(同+21.4%)から上方修正された。外需寄与度が下方修正されたものの、個人消費や設備投資を中心に内需寄与度が大きく上方修正された。
なお、今回の2次速報の公表にあたって、従来通り1次速報時点で未公表だった基礎統計の結果が反映されたほか、基準年が2011年から2015年に変更されたことや、推計方法も一部見直されたことも速報値に反映された(具体的には、住宅の改装・修繕費用、民泊代、著作権等サービスなどが新たに統計に計上された)。
このため、伸び率、水準とも過去に遡って修正されたが、いずれも景気の見方を大きく変える程のものではなかった。
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