○12月の鉱工業生産指数の結果
12月の鉱工業生産指数は、前月比+0.5%と上昇が続き、持ち直している(図表1)。出荷指数は、前月比-0.3%と4か月ぶりに低下した。在庫指数は前月比+0.2%と4か月ぶりに上昇した。
12月の生産指数の動向を業種別にみると、情報通信機械工業とはん用・生産用・業務用機械工業は低下したものの、輸送機械工業、化学工業(除く医薬品)、電子部品・デバイス工業、電気機械工業などが上昇した(図表2)。輸送機械工業では自動車部品、軽自動車など、電子部品・デバイス工業ではスマートフォン向けの部品などが生産指数全体の上昇に寄与した。
財別では、資本財(除く輸送機械)は前月比-1.7%と低下し、非耐久消費財は横ばいだったが、生産財は同+1.3%、耐久消費財は同+0.8%、建設財は前月比+0.5%とそれぞれ上昇した。
なお、10~12月期の生産指数は前期比+2.0%と、2014年1~3月期(同+2.3%)以来の高い伸びとなり、3四半期連続で上昇した。3四半期連続での上昇は、2013年1~3月期から2014年1~3月期までの5四半期連続での上昇以来のことである。 ....(続きは全文紹介をご覧ください)
図表1 生産・出荷・在庫の推移 図表2 業種別の生産動向
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