○2月の二人以上の世帯の実質消費支出は前年比で減少
総務省「家計調査」によると、2月の二人以上の世帯の実質消費支出は前年比-3.8%と、12ヶ月連続の減少となった(図表1)。昨年がうるう年だったため今年の2月は日数が1日減り、実質消費支出もその分だけ下押しされている。一方、季節調整値では前月比+2.5%と増加した。
前年比のマイナスの寄与度が大きかった品目は食料(前年比-5.8%)で、価格の上昇した「いか」を中心に魚介類(同-12.9%)が減少したほか、外食(同-8.6%)も減少した。外食はうるう年の影響が大きいとみられる。そのほか、「自動車等購入」も前年比-17.3%と減少が続いた。
月々の振れの大きい「住居」や「自動車等購入」を除いた実質消費支出(除く住居等)についても、前年比では-3.7%と減少したが、季節調整値では前月比+0.2%と増加した(図表2)。 ....(続きは全文紹介をご覧ください)
図表1 .実質消費支出の推移(前年比) 図表2 .実質消費支出の推移(季節調整値)
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