欧州景気概況:ユーロ圏景気は悪化している、英国景気は悪化している
ユーロ圏の2021年1-3月期の実質GDP(確定値)は前期比-0.3%と2期連続でマイナス成長となり、景気後退に陥った。一方で最新6月の景況感指数は117.9と5ヶ月連続で上昇、輸出にけん引された製造業の景況感の改善テンポは鈍化したが、行動制限の緩和を受けて非製造業の景況感や消費者心理の改善が急速に進んだ。
英国の2021年1-3月期の実質GDPは前期比-1.5%と、20年1-3月期以来となるマイナス成長になった。しかしながら、ワクチン接種の進展を受けて行動制限が緩和された4月の月次実質GDP(粗付加価値ベース)は前月比+2.3%と前月(同+2.1%)から増勢を強めた。5月以降、行動制限はさらに緩和されたため、4-6月期は高成長が期待できる。
テーマ・タグから見つける
テーマ・タグから見つける
テーマを選択いただくと、該当するタグが表示され、レポート・コラムを絞り込むことができます。
テーマ
テーマ