欧州景気概況:ユーロ圏景気は回復している、英国景気は回復している
ユーロ圏の2021年4-6月期の実質GDP(確定値)は前期比+2.2%と3四半期ぶりに増加に転じ、景気後退を脱却した。一方で最新9月の景況感指数は117.8と再び上昇、高位横ばいで推移している。国別にはフランスで景況感指数の低下が目立つが、同国の場合は製造業のみならず、非製造業の景況感の悪化が顕著である。
英国の2021年4-6月期の実質GDP(確定値)は前期比+5.5%と再びプラス成長に服した。個人消費や政府支出が景気の回復をけん引した。もっとも、続く7月の月次GDPは前月比横ばいに留まった。モノ不足に伴う高インフレが景気回復の重荷となっており、英国景気は7-9月期以降、回復が減速すると考えられる。
テーマ・タグから見つける
テーマ・タグから見つける
テーマを選択いただくと、該当するタグが表示され、レポート・コラムを絞り込むことができます。
テーマ
テーマ