欧州景気概況:ユーロ圏景気は回復している、英国景気は回復している
ユーロ圏の2021年10-12月期の実質GDP(改定値)は前期比+0.3%と増勢が失速したが、水準はコロナショック前を上回った。一方で、2月の景況感指数は114.0と1月(112.7)よりも上昇したが、均した動きは低迷している。オミクロン株の感染拡大が景況感の下振れにつながったと考えられる。
英国の2021年10-12月期の実質GDP(速報値)は前期比+1.0%と、7-9月期と同じ伸び率を維持した。産業別(GVA)には、サービス業が同+1.2%と堅調を維持し、景気の拡大をけん引した。なお最新12月の月次実質GDPは前月比-0.2%と7月以来の減少に転じており、オミクロン株の流行で年末にかけて景気が失速した様相がうかがえる。
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