ユーロ圏景気は足踏みしている、英国景気は足踏みしている
ユーロ圏の2022年7-9月期の実質GDP(確報値)は前期比+0.3%と、同年4-6月(同+0.8%)から増勢が鈍化した。一方で、景気の方向を示す景況感指数は、最新12月が95.8と2ヶ月連続で上昇しており、景気が底打ちした可能性を物語る。
英国の2022年7-9月期の実質GDP(確報値)は前期比▲0.3%と、2021年第1四半期以来の減少に転じた。主要な需要項目の動きを確認すると、個人消費と設備投資が減少して景気の重荷となった。反面で、輸出が堅調に増加して景気を下支えした。一方、10月の月次実質GDPは前月比+0.6%と、3ヶ月ぶりに増加した。
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