ユーロ圏景気は足踏みしている、英国景気は足踏みしている
ユーロ圏の2022年10-12月期の実質GDP(速報値)は前期比+0.1%と、2四半期連続で増勢が鈍化した。一方で、景気の方向を示す景況感指数は、最新2023年1月が99.9と3ヶ月連続で上昇しており、景気が底打ちした可能性を物語る。
英国の2022年7-9月期の実質GDP(確報値)は前期比▲0.3%と、2021年第1四半期以来の減少に転じた。主要な需要項目の動きを確認すると、個人消費と設備投資が減少して景気の重荷となった。反面で、輸出が堅調に増加して景気を下支えした。一方、11月の月次実質GDPは前月比+0.1%と、増勢が10月(同+0.6%)よりも鈍化した。
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