ユーロ圏景気は後退している、英国景気は足踏みしている
ユーロ圏の1-3月期の実質GDP(確報値)は前期比▲0.1%と2四半期連続で同じマイナス幅となり、景気は後退に陥った。一方で、景気の方向を示す景況感指数は、最新6月が95.3と2ヶ月連続で低下した。企業の景況感が、製造業・小売業、建設業と幅広い業種で悪化した。
英国の1-3月期の実質GDP(確報値)は前期比+0.1%と2四半期連続で同じ伸び率となった。主要な需要項目の動きを確認すると、設備消費が増加して景気を下支えした一方で、個人消費が横ばいとなり、輸出が減少して景気を下押しした。一方、4月の月次実質GDPは前月比+0.1%となり、均した動きは足踏み。
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