ユーロ圏景気は回復している、英国景気は回復している。
ユーロ圏の4-6月期の実質GDP(改定値)は前期比+0.3%とプラス成長に復した。スペインが同+0.4%と好調を維持し、またフランスが同+0.5%と加速したことなどが、ユーロ圏全体のGDPを押し上げた。一方で、景気の方向を示す景況感指数は、最新8月が93.3と4ヶ月連続で低下した。製造業・サービス業、建設業と幅広い業種で景況感が悪化した。
英国の4-6月期の実質GDP(速報値)は前期比+0.2%と、1-3月期(同+0.1%)から増勢がわずかに加速。主要な需要項目の動きを確認すると、設備消費が急増し、また個人消費がわずかに増加して景気をけん引した。反面で、輸出が減少して景気を下押しした。続く7月の月次実質GDPは前月比+0.5%と再び増加した。
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