ユーロ圏景気は停滞が続く、英国景気は停滞が続く
ユーロ圏の4-6月期の実質GDP(確定値)は前期比+0.1%と、2四半期連続で同じ伸びとなった。個人消費と総固定資本形成が3期ぶりにプラスに転じて景気を押し上げた一方、輸出が減少して景気を押し下げた。景気の方向を示す景況感指数は、最新9月が93.3と5ヶ月連続で低下した。小売業や建設業で業況悪化が目立つ。
英国の4-6月期の実質GDP(確定値)は前期比+0.2%と、1-3月期(同+0.3%)から増勢がわずかに減速。主要な需要項目の動きを確認すると、設備消費が急増し、また個人消費がわずかに増加して景気をけん引した。反面で、輸出が減少して景気を下押しした。続く7月の月次実質GDPは前月比▲0.5%と再び減少した。
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