ユーロ圏景気は停滞が続く、英国景気は停滞が続く
ユーロ圏の7-9月期の実質GDP(速報値)は前期比▲0.1%と、小幅なマイナス成長に転じた。主要国別には、フランスとスペインがプラス成長を維持した反面で、イタリアはゼロ成長、ドイツはマイナス成長となった。景気の方向を示す景況感指数は、最新11月が93.8と2ヶ月連続で小幅な上昇にとどまり、景気の停滞が続いていることを物語る。
英国の7-9月期の実質GDP(速報値)は前期比横ばいにとどまった。主要な需要項目の動きを確認すると、設備消費と個人消費の減少が景気を下押しした反面で、輸出が反発して景気を下支えした。また9月の月次実質GDPは前月比+0.2%と2ヶ月連続で増加し、均した動きは上向き。
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