ユーロ圏景気は停滞が続く、英国景気は停滞が続く
ユーロ圏の2023年7-9月期の実質GDP(確報値)は前期比▲0.1%と、小幅なマイナス成長に転じた。主要国別には、スペインとイタリアがプラス成長を維持した反面で、ドイツとフランスはマイナス成長となった。一方、景気の方向を示す景況感指数は、最新12月が96.4と3ヶ月連続で上昇しており、景気のわずかな回復を物語る。
英国の2023年7-9月期の実質GDP(改定値)は前期比▲0.1%となった。主要な需要項目の動きを確認すると、設備消費と個人消費、輸出のいずれもが減少した一方、政府支出が増加して景気を下支えした。また同10月の月次実質GDPは前月比▲0.3%と7月以来の減少となり、均した動きも横ばい。
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